よくお客様から「家族葬で葬儀をするので費用が安くなりますか?」 という質問を受けることがあります。
一般的には「家族葬=少人数」なので安価でできるというイメージがあるのかも知れませんが実際は必ずしもそうなるとは限りません。ここでは葬儀の価格を決定する大きな要素について考えてみたいと思います。
葬儀規模が大きくなれば、会葬者も多く見込まれ会葬返礼品も多く用意する必要があります。また、規模に合わせた式場が必要だったり、生花も増えたりして費用の上乗せになります。
直葬(火葬式、お別れ式)、一日葬、家族葬、一般葬など、葬儀の「カタチ」が変われば必要となる内容も変わり価格も変わってきます。
棺、骨壺、仏衣、霊柩車など、一般的なものから高級なものまで、どのようなランクにするかで費用は上下します。
祭壇花、スタンド花、ラストメイク、湯灌など、無しでも葬儀はできますが付加するか否かで価格を左右する大きな要素の一つになります。
通夜振る舞い、精進落としの料理などがこれに該当します。用意すれば費用もかかります。
以上のように葬儀価格を決定する要素はたくさんありますので、一概に家族葬で規模が小さいというだけで葬儀価格が安くなるわけではありません。家族葬と決定したとしても、その内容如何で葬儀価格は変動するといっていいでしょう。
突然の悲報で十分な検討もできず葬儀に突入するといったケースは多々あるようです。事前相談などを利用し葬儀社のスタッフと希望する葬儀内容を整理しておくとよいでしょう。