「忌中」・「喪中」の違いと気をつけたいマナー


忌中とはご家族が亡くなられて49日法要が行われる前までの期間を指し、喪中とは1年間が目安とされています。

【忌中期間や喪中期間の際に控えること】

①「お祝い事」は控えること

 代表的なものとしては、自らの結婚式や招かれた結婚式への参加、

 家の新築・改装などになります。

②「お酒の席など」の参加は控える

 パーティーや宴会への参加は控えましょう。忘年会や新年会も同様と

 いえるでしょう。

③「神社への参拝」は控える

 神道では死は「穢れ」である為、神聖な領域に穢れを持ち込むことは

 タブーとなります。

④「新年の挨拶」は控える

 新年の挨拶は控え、前もって年賀欠礼状を出しましょう。

【忌中、喪中期間にお中元やお歳暮はしてもいいの?】

 お中元やお歳暮は日頃お世話になっている方々への感謝の気持ちを込めてお贈りするものであり、年賀やお祝い事とは異なります。そのため、たとえ贈る側や受け取る側が喪中であっても問題ありません。

ただし、忌中期間中は常識的に控えるのがマナーとされています。

【喪中期間に贈り物をする際の注意点】

贈り物をする相手が喪中の場合は、相手の悲しみに対する気配りは欠かせません。気を付けるべきマナーをおさえて感謝の気持ちとして贈るといいでしょう。

① のし、水引

 喪中期間の場合は水引なし、無地の掛け紙を使用します。

② 選んではいけない品物

 紅白のものなど祝いごとを連想させる品物は避けるべきでしょう。

 お中元やお歳暮を贈る場合「忌中」期間は控えましょう。

「喪中」期間は、気を付けるべきマナーをおさえておけば、お世話になった感謝の気持ちとして贈り物をしても問題ありません。大切なことは、のし紙などのマナーを守り相手に不快な思いをさせないように配慮することです。