お布施の渡し方とタイミング


 ご葬儀のお布施の渡し方ですが、直接手渡すのではなくお盆(切手盆等)に乗せて渡すのが作法とされています。お盆が用意できない場合は袱紗(ふくさ)でも構いません。僧侶に渡す際袱紗から取り出して袱紗の上にお布施をのせて僧侶に渡します。

 渡すタイミングに特に決まりはありませんが、正式には、ご葬儀の翌日寺院を訪問しお礼のご挨拶を兼ねてお渡しすると良いでしょう。

別の渡し方として、自宅や会館等でお通夜・ご葬儀の始まる前にご挨拶を兼ねてお渡しする方法もありますが、式中にお布施を持ったままでいるのは保管も難しく、ご儀式を行うにあたり邪魔になってしまいますので、そのような気遣いをさせない意味でも寺院を訪問するタイミングで渡す方が良いでしょう。寺院へのお礼訪問は僧侶の都合もありますので予め確認を取っておくことが大切です。

 また、お布施は仮に初七日まで一緒にしていただくのであれば、枕経、通夜、葬儀、初七日とその都度渡すのではなく、4回分まとめて御布施、御膳料、御車代の3つの封筒に分けて渡します。その後の七日毎の法要、49日法要、初盆、一周忌などの法要は別のお礼となります。