事前相談の重要性


 人が生きている間に葬儀の備えをすると「不謹慎だ!」というタブー感が色濃く、葬儀の事前相談をすることが「悪いことなんじゃないか?」と勘違いされている方が未だにいらっしゃることは否めません。   

 しかし、これは葬儀の「友引は葬儀を避ける」といった迷信と一緒で特に根拠のない考え方です。実は「事前相談」は葬儀社の立場からも予めお客様の希望を把握しておく意味で重要ですし、お客様にとっても大きなメリットがあります。それは、今ある「不安」が「安心」に変わるというメリットです。

 例えば「葬儀費用はどのくらいかかるの?」「葬儀にどんな準備が必要なの?」「御布施は…?」など様々な「不安」があると思います。そんな「不安」を事前相談をすることで「安心」に変えていくことができるのです。「亡くなった後から葬儀の打合せはするのだから事前相談なんか必要ない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、実際はご逝去から葬儀までは大変忙しい日々が続きますし、ただでさえ大切な人が亡くなり精神的にストレスを負っている中、様々な決断を短時間でしなければなりません。葬儀が終わって後悔しないためにも、時間があり冷静に判断できる時に「事前相談」で大切な人をどのように送ってあげるのかを予め決めておくことはとても重要なことで、それが心の「安心」に繋がるのです。

 葬儀は一生に何度も経験するものではありません。分からないことがあって当然です。漠然と考えていた葬送のイメージをより明確にできるのも「事前相談」なのです。

 いつかは訪れる不測の事態に対し前もって準備しておくことは決して無駄にはなりません。ご自身の将来のため、また遺族の今後のためにも「事前相談」に臨んでみてはいかがでしょうか。